勉強お悩み相談

うちの子はなぜ勉強できない?【対処しないと取り返しのつかないことに】

「子どもが勉強できない・・」と悩む親は少なくありません。

親が言っても全く勉強しないケースや、勉強しているのに成績が悪いケースなど、色々なパターンがあります。

達人

成績が悪いと、進路や将来に悪影響が及びます。

困るお母さん

親だけが焦ってケンカになることもあるのよね・・

大切なわが子の幸せを願うからこそ、「手遅れになる前になんとかしたい」と願うのも無理はありません。

そこでこの記事では、以下の点についてまとめました。

オンライン家庭教師の達人(達人)

この記事を書いた人

10年に渡る家庭教師派遣会社の勤務で、以下の仕事を担当。

  • 100名以上のプロ家庭教師指導
  • 1000件以上の家庭教師契約
  • オンライン家庭教師部門の立ち上げ

オンライン家庭教師に関する内容を中心に、勉強に悩むご家庭へ、お役立ち情報を発信します。

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お子さんが勉強できない理由が分かれば、対処も十分に可能。

親の言動が原因になっている場合は、親御さんも行動を変えましょう

この記事を読めば、お子さんが勉強できない理由と対策が分かります。お子さんの成績を上げるための一歩を踏み出せるでしょう。

子どもが勉強できない・やらない理由

子どもが勉強できない理由

お子さんの成績が悪い理由には、色々なものがあります。

代表例を以下に挙げるので、当てはまるものがないか確認してください。

目標がなく、勉強をする意欲が湧かない

まず、勉強を頑張る目標があるかどうかで、モチベーションが大きく変わります。

勉強を頑張る目標としては以下の例があります。

  • なりたい職業・進学したい高校
  • 学校内の順位
  • テストの目標点

一番は、職業や志望校が決まっていること。これによって目標成績を決められます。

逆に、それがないと、勉強を頑張る目的が生まれず、なかなかやる気が上がりません。

勉強する習慣がない

小学校のうちに毎日勉強をしていると、勉強するのが当たり前の生活リズムが作れます。

達人

習慣がつけば、親御さんが何も言わずとも自ら勉強しますよ。

その一方、中学生なると、親の力だけで習慣をつけさせるのはかなり難しくなります

小学生のうちは、一緒に勉強する時間を設けたり、勉強する約束をして、習慣をつけましょう。

中学生の場合は、志望校を決めて意欲を高めるか、塾や家庭教師などの第三者の力を借りる必要があります。

勉強に集中できる環境がない

  • 自分の勉強部屋がなく、リビングではテレビがついている
  • 小さい兄弟がにぎやかで集中できない

などの場合、落ち着いて勉強するのは難しいもの。

特に中学生以上で、気が散りやすいお子さんは、集中できる環境を用意する必要があります。

達人

親御さんがリビングで読書などをしていると、お子さんも勉強に取り組みやすくなりますよ。

基礎基本でつまづいている

算数・数学や英語は積み重ねの教科と呼ばれます。過去の内容が分からないと先の内容も理解できません

基礎ができてないと、自力では学校のペースについていけなくなります。

困るお父さん

こうなったら一人ではダメそうだね。

この場合、誰かに教えてもらうなどで、分からないところが解決する環境の用意が大切。

学校についていけるお子さんは集団塾が向いていますが、そうでない場合は、家庭教師など1対1で教わる環境が望ましいです。

勉強のやり方が分からない

勉強が苦手な場合、そもそもどう勉強すれば分からないことも多いもの。

学校の宿題や、家にある問題集が難しすぎると、自分だけでは勉強が続きません。

また、綺麗にノートをまとめるだけで、問題演習がおろそかになっている場合は、テスト本番で点数が取れないことも。

一人では勉強できない場合や、正しい勉強ができていないなら、マンツーマンで勉強のやり方から教えてもらう必要があります。

勉強で快感を得てますか?

勉強を頑張って良い成績を収めると、達成感を得たり、周りから褒められます。

このような達成感や称賛は、いわば「快感」であり、勉強によって快感が得られれば、自然と勉強に取り組みます

小さいころから勉強で親に褒められていると、この実感を持ちやすいもの。

勉強では褒めて伸ばすことが非常に大切です。

勉強できないお子さんを変える5つの方法

勉強できない子どもを変える方法

お子さんが勉強できるようにするには、いくつかの方法があります。

以下の方法から合うものを試してみましょう。

将来について話し、目標を見つけさせる

中学生に上がったら、高校受験について話す機会を取りましょう。

  • あこがれる高校はあるか(部活や制服が理由でもいい)
  • 将来やりたい仕事はあるか、そのためにどの高校に進むべきか
  • そもそも進学したいのか、それとも中卒で働きたいか

このような話を通じて、「高校に進学しないといけない」「こういう高校に行きたい」というイメージが漠然と湧きます。

そうすると、「勉強をしなければいけない」というモチベーションが上がります。

達人

この時、「いつかは自分でお金を稼ぎ、自力で生きなければならない」という現実も伝えましょう。

勉強に集中できる環境を作る

本人に意思があっても、集中できる環境が無いと、なかなか勉強には取り組めないもの。

  • お子さんの勉強部屋を作る
  • 勉強する時間はリビングのテレビを消す

など、場合によっては親も多少の我慢は必要かもしれません。

勉強の環境でリクエストがあれば、できるだけ応えてあげましょう。

成果の出る勉強法に取り組ませる

ノートまとめの勉強だけなど、やり方が悪い場合は、改めてもらう必要があります。

特に、うっかりミスが多かったり、問題を解くのに時間がかかる場合は、問題集を何回も解きなおす勉強に切り替えましょう。

達人

問題を2回3回と繰り返すことで、本番でも正解できるようになりますよ。

>>中学定期テストで点数を取るためのポイント

つまづいている単元からさかのぼって勉強する

数学や英語といった積み重ねの教科では、過去の内容が理解できていないと、自力での勉強は難しいです。

その場合は、過去の単元にさかのぼって勉強しなおす必要が。

最近では市販の問題集でも、基礎から噛み砕いて勉強できる問題集(Amazon)があります。

達人

手っ取り早いのはプロに教えてもらうことですね。

期待するお母さん

小学校なら親でも教えられそうだけど、それ以上なら任せた方が良さそうね。

成功体験をつけさせる

お子さんが自分で勉強を続けるために大切なのは、「勉強で快感を得ること」

褒められるなどで快感を得られれば、「勉強は面倒くさいけど、やりがいのあるもの」というイメージが付きます。

そうなれば、言われなくとも自分から取り組むようになります。

勉強のプロに任せるメリット

ここで紹介した方法のうち、

  • 成果の出るやり方を身に着ける
  • さかのぼって勉強する
  • 成功体験をつけさせる

の3つは、親が直接やるよりも、家庭教師にマンツーマンで対応してもらったほうがよいです。

特に中学生の場合は、内容が難しくなり、反抗期に入るため、親が解決するのはかなり難しいと言えます。

>>初心者でも失敗しない家庭教師会社の選び方

あなたは大丈夫?勉強ができない家庭の特徴

子どもが勉強できない家庭の特徴

なお、家庭の環境が、お子さんに悪影響を与えているケースも。

以下の傾向がある場合は、親御さんも言動を変えていきたいところです。

勉強を強要して親子喧嘩になる

親が感情的になってしまったり、高い理想を押し付けていると、お子さんに「勉強しなさい」と怒ることが多いもの。

小学生ならまだ素直に聞いてくれますが、中学生になると反発して喧嘩になりがち。お子さんのやる気がますますなくなるだけです。

反省するお父さん

親も感情のコントロールが必要ってことだね。

>>勉強しないわが子にイライラせずに接する方法

親が放置気味で、いっさい勉強しない

「勉強しなさい」と一方的に怒るのはよくありませんが、かといって全く何も言わないのも問題

お子さんに勉強習慣や、やる気がない場合は、やはり親からのアプローチが重要です。

  1. 志望校や将来の話をして、「勉強しないとまずい」と思わせる
  2. つまづいたり勉強方法が分からない場合はマンツーマンで教わる機会を作る
  3. 勉強に取り組んでいたり、成績が上がったら褒める

というステップを踏んで、間接的に勉強させるよう導くことが大切です。

達人

小学生のお子さんなら、①勉強する約束をする②親が直接教える、でも大丈夫ですよ。

親から褒められず、自尊心がない

親から褒められたり認められることが少ないと、お子さんは自分への自信(自尊心)を持つことができません。

自尊心が低いと、努力するエネルギーが湧かず、勉強も頑張ろうとしないもの。

悩むお母さん

無気力で、すぐに諦めがちなお子さんは、自尊心が低いことが多いみたい。

こういう場合は、勉強以外のことでもいいので、常日頃から褒めてあげることが大切です。

部活や家事の手伝いなどでも、褒めるべきことをやってくれたら、言葉に出して褒めてあげましょう

これを継続することでだんだん自信やエネルギーが湧き、勉強へのモチベーションも上がります。

規則正しい生活ができていない

  • 毎日夜更かし気味で寝不足がち
  • 休日は昼まで寝ている

という生活の場合、勉強に集中するのは難しいです。

睡眠時間やリズムは、親の生活スタイルに影響を受けやすい傾向が。親の生活リズムが乱れていると、子どもにも悪影響です。

達人

可能な限り、親御さんの生活リズムも整えたいところです。

親子そろってゲーム好き

ゲーム自体が一概に悪ではありません。しかし、お子さんにとってゲームの誘惑は強く、欲望に負けて勉強しないのは避けたいところ。

子どもは親の行動に強く影響されます。親御さんがスマホなどのゲームをしていると、お子さんも同じことをやってしまいます

口では「勉強しなさい」と言っても、その手で自分がゲームをしてるなら、「自分もゲームやってるじゃん」とお子さんに反発されます。

「毎日〇時〜〇時まではお互いにゲームせずに勉強する」という約束を親子でかわすのがオススメ。

ゲームと勉強のメリハリがつけられるので、お子さんの精神的な成長にもつながります。

病気や障害が原因の場合もある

勉強できない理由は病気や障害のことも

勉強ができないお子さんのなかには、学習障害などの診断がされるケースも。

例えばこちらのサイト(LITALIKO発達障害)では、学習障害の特徴例が紹介されています。

心当たりがある場合は、一度診察を受けてみるとよいでしょう。

達人

小児科や児童精神科、小児神経科で診てもらえます。

発達障害・学習診断を受診する方法や流れについては、以下のサイトで詳しく説明されています。

発達障害(ADHD、自閉症、学習障害)-受診するのは精神科?小児科?|オンライン発達相談サービスkikotto

学習障害などの診断を受けた場合は、お子さんにあった勉強方法をとらないと、親子ともども苦労するだけです。

病院にて、お子さんが理解しやすい学び方のアドバイスがもらえます。その方法で勉強しましょう。

納得するお母さん

家庭教師ファースト」など、発達障害のサポートができる家庭教師もあるみたいですよ。

原因とその対策は必ずある

お子さんが勉強できないのには必ず理由が。それに合わせた対処を取り、少しづつでも改善していきたいものです。

注意したいのは、家庭の環境が成績不振の原因になっているケース。親御さんも多少我慢して生活環境を変えるべきこともあります。

また、本人に合った勉強方法を探したり、小さな成功体験を積ませるには、教えるプロに任せた方が手っ取り早いと言えます。

達人

平均以上の成績なら集団塾が合いますが、そうでないならマンツーマンで教わる家庭教師がオススメです。

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