- 家庭教師を始めたいけど、どの会社がいいのだろう?
- 家庭教師の個人契約ってどうやるの?
- 家庭教師はプロがいいの?学生がいいの?
これから家庭教師を始めようとする親御さんは、色々なことに迷うもの。
塾や家庭教師選びは、失敗するとお子さんの成績、ひいては進路に影響します。
お子さんの学生生活はやり直せないため、失敗するわけにはいきません。
でも、家庭教師選びは自信がないです・・
そこでこの記事では、以下の点をまとめました。
- お子さんは塾タイプか?家庭教師タイプか?
- 家庭教師を選ぶ前に決めておきたいポイント
- 家庭教師や派遣会社の賢い選び方
- オススメの家庭教師会社
- 家庭教師を始める前・始めた後に気になるポイント
オンライン家庭教師の達人(達人)
この記事を書いた人
10年に渡る家庭教師派遣会社の勤務で、以下の仕事を担当。
- 100名以上のプロ家庭教師指導
- 1000件以上の家庭教師契約
- オンライン家庭教師部門の立ち上げ
オンライン家庭教師に関する内容を中心に、勉強に悩むご家庭へ、お役立ち情報を発信します。
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実際に家庭教師会社で働いた経験をもとに、家庭教師選びに必要な知識をひととおりまとめました。
家庭教師を始めたいけど、色々不安な人でも、本記事を読めば、より良い家庭教師選びができます。
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目次
うちの子は塾派?家庭教師派?
まず気になるのが、お子さんには塾と家庭教師のどちらが合うのかという点でしょう。
昔から、学習対策と言えばまず集団塾で、今もそう考える人も多いです。
塾には、以下の特徴が。
- 塾のカリキュラム(学校よりも少し高レベル)に合わせて授業が進む
- 過去の学習内容はほとんど振り返らない
- 宿題は平均レベルの生徒に合わせた内容
そのため、集団授業についていけて、平均レベルの宿題をこなせるなら、塾が合います。
その一方で、以下の特徴がある場合は、家庭教師の方がよいです。
- 学校の授業についていけない
- 基礎(過去の学年)の復習が必要
- 勉強のやり方がわからない
このようなお子さんは、自分のペースで・基本から教わり、適切な宿題を指示されるマンツーマンでないと成績が伸びません。
「分からないところだけを教わりたい」「塾のカリキュラムが合わない」場合も、家庭教師の方が合っています。
個別塾が合うのはどんな子?
教師一人で複数のお子さんを教える個別塾は、家庭教師と比べると、メリットが中途半端になりがちなのであまりオススメできません。
- 家では集中できない(オンラインもできない)
- 近くの個別塾の方が料金が格安
- 周りに生徒がいた方が勉強しやすい
という条件に当てはまるなら、個別塾でもよいでしょう。
家庭教師のデメリットと回避方法
メリットの多い家庭教師ですが、もちろんデメリットもあります。
対処法も含めて、以下のポイントは押さえておきましょう。
教師によって対応力に差がある
学生かプロか、指導実績の多少などの条件によって、指導力に差が出ます。
そのため、受験指導や不登校生の場合は、担当教師の実力や相性を見極めることが大切。
教師との相性が不安なら、実際の教師で体験ができる会社
などの会社を検討するのがおすすめです。
口コミが探しにくい
塾に比べて生徒数が少ないため、知り合いから評判を聞く機会が多くありません。
以下のサイトでは、各社の口コミを探すことはできます。
ただし、完全な匿名なので、信頼性の面で若干不安が残ります。
そのため、自ら複数社の体験を受けて判断したほうが間違いありません。
教師の希望が叶わないことも
住まいの地域によっては、派遣できる教師が少ないことも。性別や性格など、希望に合う先生を紹介されないケースもあります。
オンライン家庭教師なら場所の制限がありません。どこに住んでいても、希望する先生を紹介される可能性が高まります。
家庭教師を始めるときにまず決めておきたいポイント
家庭教師の派遣会社を検討する際には、事前に決めておくべきポイントがあります。
対面形式かオンラインか
少し前までは、対面形式が当たり前でしたが、ここ数年で急激にオンラインの授業が普及しました。
大手企業もオンライン授業を続々と始めています。
対面とオンラインには、それぞれ以下の違いが。これらをふまえてどちらが合うかを考えましょう。
場所の制限
対面だと、派遣できる先生には物理的な制限がありますが、オンラインの場合はそれがありません。
どこに住んでいても、全国から先生が探せます。先生の条件にこだわるなら、オンラインで探す方が見つかりやすいです。
コミュニケーションの取りやすさ
オンラインよりも対面の方が、相手の様子がわかり、コミュニケーションがとりやすいもの。
集中力・やる気のないお子さんや、幼いお子さんは、対面の方がスムーズです。
スケジュールの合わせやすさ
対面の場合は、先生の移動があるため、授業可能な時間帯が限られます。しかし、オンラインはそれがなく、時間の融通が利きやすい傾向が。
- 夜22時スタート
- 30分などの短い時間
などはオンラインの方が実現しやすく、忙しいお子さんの要望に応えられます。
授業の気軽さ
オンラインの場合、先生を家に迎え入れる必要がありません。
そのため、感染症の心配がなく、家の掃除やお気遣いも不要。親としても楽に家庭教師を始められます。
通信やパソコントラブルの可能性
オンラインだと、通信環境の設備や機材が必要。最近は通信環境の発展により、簡単にテレビ通話が可能です。
ですが、ちょっとしたトラブルの可能性はゼロではありません。慣れていないと、不安を感じることもあるでしょう。
ここまで紹介した違いをまとめると、以下のようになります。
対面 | オンライン | |
教師の制限 | 大きい 住んでる場所に影響する | 少ない 住まいによる制限がない |
コミュニケーション | とりやすい | とりにくい |
スケジュール | 融通が利きにくい | 融通が利きやすい |
授業の気軽さ | 家に来るため 気をつかう | 家に来ないため 気が楽 |
パソコン・通信トラブル | なし | あり |
- 勉強のやる気や集中力がないお子さん
- 先生の条件やスケジュールにこだわりが少ない
- 通信環境の設定が不安
- 先生の条件にこだわりがある
- 先生を家に上げるのに抵抗がある・派遣が難しい地域に住んでいる
- 授業可能なスケジュールが狭い
両方の体験を受け、違いを確かめるのもアリですよ。
学生教師かプロ教師か
また、学生教師かプロ教師にするかも、事前にある程度考えておきましょう。
学生コースとプロコースを選べる会社もありますが、学生だけ・プロだけに特化した会社も。
一般的に、学生教師とプロ教師は以下の特徴があります。
学生教師は親しみやすい
学生教師は、大学などに通う学生が、アルバイトとして家庭教師をするケースです。
アルバイトのため料金が安くなりますが、指導経験が少なく、対応力はプロと比べると見劣りします。
卒業や帰省などによる交代・休みもあるみたいだね。
ただし、若いため親しみやすく、お子さんのやる気アップが期待できます。
プロ教師は頼もしさが違う
プロ教師は、派遣会社に所属したり、フリーランスで家庭教師を専業にしているケース。
授業料が高額になりがちですが、指導経験が豊富で対応力も高い点がメリットです。
卒業や帰省で授業に穴をあけることも、ほぼありません。
保護者慣れしており、親からの質問などにもしっかり応対できますよ。
ここまで紹介した違いをまとめると、以下のようになります。
費用 | 経験・ノウハウ | 保護者対応 | 親しみやすさ | 休み・交代 | 受験情報 | |
プロ | 高い | 豊富 | 慣れている | 親しみにくいことも | ほぼ無い | 詳しい |
学生 | 安い | 少なめ | 不慣れ | 親しみやすい | 有りえる | 疎い (出身大学は詳しい) |
- 多少金額がかかっても、本気で成績を伸ばしたいならプロ教師
- 金額を抑えて、楽しく勉強を教わりたいなら学生教師
と考えるのがよいでしょう。
受験対策や、中学生で平均点以下なら、経験・ノウハウが豊富なプロの方が成功しやすいです。
家庭教師会社の賢い選び方
授業形式と教師の種類を決めると、派遣会社が絞れます。しかし、その選び方を間違えると、後悔する危険が。
そうならないためには、以下のポイントに注意しましょう。
大手派遣会社を盲信しない
一般的に、大手だと安くて質も良いケースがありますが、家庭教師ではそうとは言えません。
私が働いていたころ、大手派遣会社の対応に不満を漏らす声をたくさん聞きました。
逆に、CM などをやらず、知名度が低くても、サポートや受験ノウハウが充実している会社もあります。
もちろん、大手企業の評判には満足の声もあります。一概に大手がダメではありません。
「大手だから良いはず」と簡単に考えないほうがいいってことね。
金額・契約条件を確認するまでは決めない
チラシやwebサイトで最安の授業料だけしか載せず、あとから高額な入会金などを案内する会社もあります。
また、契約期間内に辞めると違約金がかかるケースも。
「安い月謝しかかからない」と考えてしまい、高い初期費用や違約金に驚くケースがよく見られました。
家庭教師をはじめる際には、以下の点に注目しましょう。
- 入会金・保証金などの初期費用
- 月謝以外に毎月かかる費用(システム管理費)など
- 契約期間の縛りはないか(違約金はあるか)
- 解約時にはいつまでに申告するのか
入会金や違約金などの条件は、会社によって大きく変わります。
詳しい話を聞く前に決め打ちせず、契約条件をすべて聞いたうえで判断しましょう。
複数社の体験を受ける
家庭教師選びに失敗すると、お金だけでなくお子さんの成績にも影響します。ある程度慎重になりましょう。
ベストなのは、複数社の体験を受けて比べること。
一見どこも同じように見える派遣会社ですが、体験を受けると、色々な違いに気づけます。
- 月謝と初期費用
- 体験の先生が実際も教えてくれるのか
- 希望教師の条件は通りそうか
- 授業以外のサポートの手厚さ
- 解約時の条件(違約金や申告後に解約までかかる日数)
また、サポート本部の対応の早さや丁寧さ、体験時のスタッフの印象も重要です。
私の経験上、体験〜入会までの対応が雑な会社は、入会後も不誠実です。
これらの視点で3社程度会社の体験を受け、よかった会社を選べば、後悔しない家庭教師選びができます。
実際の教師で無料体験するのがベター
ふつう、会社の無料体験は、実際の教師ではなく、会社の営業スタッフや専門の教師が行います。
- 実際の教師は、家庭の希望を聞いたうえで選抜したいから
- 無料体験では、その会社の授業の進め方が合うかを見てほしいから
という理由によるものです。
ただし、この方法だと、入会後に教師との相性が悪いと悩むケースも。
体験をする教師は、家庭とのコミュニケーション能力が高いので、特にギャップを感じやすいです。
先生との相性が不安な場合は、実際の教師で体験できる会社を検討しましょう。
サポートやフォローの手厚さに注目する
派遣会社の多くは、以下のような色々なサポートを実施しています。
- お子さんの勉強プラン計画
- 授業内容の報告
- 受験資料の提供や進路アドバイス
- 授業日以外の質問対応
公式サイトや体験時の説明で、どんなサポートを受けられるか確認するよいでしょう。
なかには、現場の教師や社員が面倒くさがり、実際にはやっていないケースも。
気になるサポートがあるなら、入会前に詳しく聞いてみた方が良さそうね。
高額教材販売会社に注意!
一部の家庭教師会社では、何十万円もする高額教材の販売を目的としています。
契約直前や、契約後に何十万もする高額な教材をあっせんされるケースも。
普通の会社では、教材は一冊数千円程度。何十万もするテキストを買う必要はありません。
契約前後に高額教材をあっせんされたら、契約は白紙に戻し(クーリングオフ制度が使えます)、別の会社を利用しましょう。
おすすめの家庭教師会社・対面形式
ここまで紹介してきた内容を踏まえて、候補にすべきオススメの会社を紹介します。
対面形式おすすめ①:家庭教師ファースト
全国展開している家庭教師の大手企業は、高額な授業料や、違約金の存在など、利用者側に不利な点が多いです。
そんななか「家庭教師ファースト」は、全国展開している対面の家庭教師では珍しく、
- 入会金やサポート費がない
- 高額教材なし
- 違約金がない
という特徴があり、リーズナブルに利用できます。
また、ファーストは、実際の教師で体験ができる点も大きな魅力。
実際の先生との相性が気になる家庭には特にオススメです。
先生との相性が事前にわかる!
対面形式おすすめ②:地域密着型の会社
対面式の家庭教師を探すときにオススメなのは、その地域に根ざした会社や、地域で評判になっている会社を探すことです。
そのような会社を探すには、以下の方法が代表的です。
- web上で「家庭教師 ○○(地域名)」で検索する
- 新聞の折込チラシを見る
- 知り合いで家庭教師をしている人に聞く
なお、スーパーに置かれているポップなパンフレットの会社は、高額教材販売会社が多く、個人的にはオススメしません。
また、資料請求一括サイトを利用するのもオススメ。
住まいの地域と学年、利用目的を入力するだけで、オススメの2、3社の資料が無料で届きます。
「家庭教師比較くらべ~る」などのサービスが有名みたいだね。
おすすめの家庭教師会社・オンライン
最近では、オンライン家庭教師も増えています。
場所の制限がなく、候補の先生が多いことに加え、対面式より安く済むことも。最近では利用者も少なくありません。
ここでは、おすすめの3社を紹介します。
オンライン家庭教師Wam
「オンライン家庭教師Wam」は、オンラインが広まる前から手がけています。業界の中では知名度も低くありません。
ホワイドボード画面を共有する授業で、機材の購入が必要ですが、対面に近い感じで授業が可能。
Wamの形式だと、Zoomなどでつなぐよりも、お互いの様子が上手く伝わります。
オンラインに不慣れなお子さんでも、分かりやすく授業を受けられるでしょう。
授業料が業界最安級で、月々の出費を抑えたい人にもおすすめですよ。
入会金0円キャンペーン実施中!
オンライン家庭教師e-Live
「オンライン家庭教師e-Llive」の特徴は、手厚いサポート体制。
- サポート本部から親への連絡も手厚い
- 勉強だけでなく勉強の大切さを教えてもらった
などの口コミや体験談が多く、安心して任せられます。
また、塾や家庭教師では珍しく、やった分だけ後払いの料金システムも魅力です。
授業ができなかったときは、翌月以降に繰り越さず、支払いを抑えることも可能。
家計にやさしいシステムね!
手厚いサポートが魅力!
オンライン家庭教師マナリンク
「オンライン家庭教師マナリンク」は、プロ教師に特化したオンライン家庭教師。
料金は学生よりも割高ですが、入会金やサポート費などがありません。
プロでありながら、大手よりも安くなる可能性も高いですよ。
マナリンクは、ファースト同様、実際の教師で体験が可能。
オンラインで、実際の先生を体験したいなら、マナリンクがおすすめです。
分かりやすい料金体系!
家庭教師を始めるとき、気になる質問答えます
家庭教師を始めようとするときに、気になるポイントについてまとめます。
個人契約で家庭教師をはじめても大丈夫?
家庭教師を始めるには、個人契約という方法もあります。
派遣会社を使わず、大学の掲示板などで直接募集するのね。
個人契約は、会社より費用が抑えられますが、初心者にはオススメしません。
個人契約の場合は、契約条件を詰めたり、先生の力量を親御さんが自力で見抜く必要があります。
また、仲介する第三者がいないので、トラブルも自分で解決しなければいけません。
教師を見抜く目や契約ごとに自信がないなら、会社を利用したほうが無難です。
授業時間や回数はどう決めればいい?
授業時間や回数を決めるときに考えるのは、以下の2つ。
- 授業内容
- 分からない問題だけを解説してもらう場合 60分〜90分
基礎基本から教えてもらう場合 90分〜120分 - 指導科目数
- 指導科目数=必要な授業回数と考えましょう。
例)英・数の2科目なら週2回授業が望ましい。
>>授業の時間と回数を決める方法
なお、お子さんにやる気や勉強習慣がないなら、週2回以上の授業にしておくのがおすすめ。
週1回授業だと、家庭学習が長続きしずらいです。
良い教師を見分ける方法は?
家庭教師には、どうしても当たりはずれがあります。
相性の問題もあるため、他の人の評判がよい先生が、必ずしもお子さんにベストとも限りません。
先生を見極めるには、以下のポイントに注目するといいでしょう。
- 指導経験の豊富さ
- (受験生のみ)先生の出身高校・大学
- あいさつなどのマナー
- お子さんの性格と合うか
- 受験指導の知識 など
詳しくは、当サイトで作成した「担当教師チェックポイント」を参考にしてください。
「意識高い系」と思わせよう
良い教師を紹介されるには、要望をどんどん伝えるのがおすすめ。
会社側に「この家庭は意識が高い」と思わせれば、クレームを防ぐために良い先生を紹介してくれます。
逆に、おおらかな家庭だと思われると、「未熟な先生を紹介してもいいか」と判断される危険があります。
家庭教師の口コミはどう探す?
家庭教師は、塾のように、利用者が多いわけではありません。リアルで口コミや感想を聞くのが難しい傾向が。
万能ではありませんが、インターネット上で探すには以下の方法があります。
- 口コミ専門サイト
- 「家庭教師比較ネット」などのサイトでは、全国の家庭教師の口コミを収集しています。
多くの会社について、悪い面も含めた感想が分かります。
ただし、掲載内容は匿名で、その確実性は担保されていません。あくまで参考程度と考えましょう。 - 公式サイト
- 家庭教師会社の公式サイトで、利用者の声が載せられることも。
宣伝なので、良いところしか載りませんが、顔や名前を出しており、信憑性は高いです。
感想の特徴(「東大生の先生を紹介してもらえた」「サポート社員が親身になってくれた」など)という視点で見ると、各社の強みがわかります。
家庭教師でも成績が伸びないことはあるの?
集団授業より丁寧に教わるため、成績が伸びる可能性は高いです。しかし、それでも成績が伸び悩むケースも。
代表的なものとして、以下のパターンが挙げられます。
- 基礎からさかのぼるため、成果が出るのに時間がかかる
- お子さんが家庭学習をサボっており、定着していない
- 忘れるペースが速く、回数を増やさないと対応できない
- 教師の教え方が合わず、理解できていない
- (内申点限定)テストの点数以外に問題がある
先生やお子さんに問題がある場合や、回数や能力に限界があるなど、色々なケースがあります。
成績があがらない場合は、派遣会社のサポートに連絡をとり、原因を分析してもらいましょう。
相談に乗ってくれなかったり、対応が雑なら、解約(他社乗り換え)を考えるのも手ですよ。
先生の送り迎えは必要なの?
基本的に家庭教師は、先生の送迎は不要です。
しかし、ご家庭の立地や希望する先生によっては、送迎をお願いされるケースもあります。
田舎住みや、女性の先生を希望したら、相談されやすいみたい。
送迎には以下のようなメリットもあり、悪いことばかりではありません。
- 交通費の支払いを浮かせられる
- 先生とのコミュニケーションの時間が取れる
とはいえ、難しい場合は断りましょう。
送迎を回避するなら、車持ちの社会人(プロ教師)を探してもらったり、オンラインで授業を受ける方法もあります。
家庭教師でのトラブルはある?
家庭教師に関するトラブルはゼロではありません。
私が勤めていたときも、トラブルを見聞きしました。
具体的には、以下のようなケースがあります。
- 体験に来た営業スタッフが契約するまで居座る
- 入会前後に高額教材(数十万円)をあっせんしてくる
- 担当教師の遅刻・無断欠勤
- 担当教師と生徒の恋愛トラブル
もちろん、トラブルなど起きないことが圧倒的に多いですが、不安な人は、以下のポイントを押さえておきましょう。
入会前に注意すること
- 何十万もするテキストセットは契約はしない。そんな高額な教材は不要。
- 無料体験は複数人の保護者で応対する。
- 強引に契約を迫られたら、「クーリングオフ制度」を利用し、契約後に即日解約する。
入会後に注意すること
- 同性の先生を希望する。
- 先生のマナーが気になる場合は、我慢せずサポート本部に相談する。
解約したいときはどうすればいいの?
解約したい場合は、まずサポート本部に連絡しましょう。電話もしくは書面で解約の旨を伝えれば解約は成立します。
なお、家庭訪問を提案されることもありますが、訪問を受けずとも解約は成立しますよ。
解約時の条件に注意!
解約自体は難しくありませんが、このとき注意したいのは以下の2点です。
- 違約金が発生するかどうか
- 申告してから何日後に解約が成立するか(辞めるまで1ヶ月以上かかるケースもあります)
両方とも、契約書に書かれている内容を確認しておきましょう。
なお、契約書内容と違う対応をされた場合は、指摘するか消費者センターへ相談しましょう。
少しでも解約を考えたら、早めに書類を確認したほうが良さそうだね。
交通費はどれくらいかかる?
先生が家庭に来てくれる場合、移動にかかる費用を交通費として支払います。
家庭教師の交通費は、だいたい月1,000円~4,000円になることが多く、平均すると月2,000円程度。
片道250円=往復500円×月4回授業=2,000円となり、月8回授業(週2回授業)なら、この倍になるイメージですね。
交通費は、先生と家庭の距離や交通手段によって大きく変わります。
- 安く済むケース(月0円~1,000円以内)
- 自転車で来れる範囲
5㎞以内の範囲で車で来る - 高くつくケース(月4,000円超え)
- 公共交通機関を乗り継ぐ
20㎞以上の距離を車で来る
>>交通費の相場と安く抑える方法
オンラインなら交通費は無料
交通費を抑える究極の方法は、オンライン授業にすることです。先生が家に来ないので、交通費は一切発生しません。
機材費(webカメラなど)が必要ですが、すでに持っているなら購入不要。買うとしても、1万円程度で収まるケースが多いです。
交通費を月2,000円と想定すると、半年以上続けるなら、オンラインの方がお得です。
オンライン学習とオンライン家庭教師は何が違うの?
オンライン家庭教師と同様に扱われるものとして、「オンライン学習」があります。
オンライン学習とは、動画授業をオンラインで見たり、タブレッドを使って問題を解くなどのサービスを言います。
「スタディサプリ」や「進研ゼミ」が有名ですね。
webを使うという点では、オンライン家庭教師と同じ。しかし、マンツーマン授業ではないという点で大きく異なります。
オンライン学習は、非常に優れたツールですが、あくまでお子さんが自主的に勉強する必要があります。
そのため、以下のように考えておけば良いでしょう。
- オンライン学習
- 平均レベル以上のお子さんが、自主的に勉強するのにおすすめ
- オンライン家庭教師
- 平均レベル以下で、意欲や自信のないお子さんを伸ばすのにおすすめ。
>>オンライン学習の詳しい特徴とおすすめのサービス
両者の特徴や、相性のよいお子さんのタイプは全く違います。
家庭教師が必要な子どもがオンライン学習を始めても、効果は薄そうだね・・
無料体験を受けるとイメージが湧いてくる
家庭教師の選び方や気になるポイントを紹介しました。ここまでの内容を踏まえれば、後悔のない家庭教師選びができます。
体験授業を受ければ、さらにイメージも湧くので、より前向きになれるでしょう。
おすすめなのは複数社を体験すること。
体験すれば違いが明確になります。そこから合った会社を選べば、失敗しません。
2回も3回も体験するのはちょっと面倒ね・・
お子さんの成績、ひいては将来に影響するので、これくらいの労力はかけてもいいと思いますよ。
記事内で紹介した家庭教師会社
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