家庭教師のメリットの一つに、子どもの送り迎えが要らない点があります。
夜に家を出る必要が無く、先生を迎えるだけすむので、親御さんは楽ですよね。
しかし、家庭教師をはじめても、送迎をお願いされることも。
なかには、親が送迎しないと希望する先生が紹介されないケースもあります。
送迎の手間がないから家庭教師にしたのに、困っちゃいます。
そこでこの記事では、以下の点についてまとめました。
- 家庭教師なのに送迎が必要になってしまう理由
- 先生を送迎した時のメリット・デメリット
- 送迎せずに家庭教師を始める方法
オンライン家庭教師の達人(達人)
この記事を書いた人
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私が現場で働いていたときも、住まいの地域や先生の希望によっては、送迎がないと派遣できないケースがありました。
送迎にはメリットもあるため、それを踏まえて判断するのがおすすめ。
また、この記事を読めば、送迎せずに家庭教師を始める方法もわかります。
目次
家庭教師なのに送迎を依頼される理由
基本的に家庭教師は、先生の送迎は必要はありません。先生は自分で家庭に伺います。
しかし、なかには先生が自力で伺うのが難しく、派遣が困難なケースもあります。
- JRとバスを乗り継ぐ必要がある
- 最寄りの駅・バス停から徒歩10分以上かかる
などのように、公共交通機関でのアクセスが悪いと、車持ちの先生しか紹介できません。
学生さんや、女性の先生だと車をもっていないことが多いのか。
このような状況の場合、「送迎してもらえませんか?」と打診されます。
また、住まいが田舎で、バスが1時間に1本しかないなどの環境も、派遣は簡単ではありません。送迎を打診される可能性が高くなります。
公共交通機関で塾に通えないし、送迎もできないから、家庭教師を考える親御さんがいます。
ですが、交通の便が悪いなら、先生の派遣は簡単ではありません。
この事実に意外と気づかない親御さんもいます。
家庭教師の先生を送迎するメリット
先生を送迎するのは手間ではありますが、以下のメリットもあります。
来てもらえる先生の幅が広がる
特に女性の先生の場合、車がないことが多いうえ、夜道の一人歩きが不安になりがち。
そのため、公共交通機関が不便な場所だと、女性教師の紹介は簡単ではありません。
こういう場合に送迎が可能だと、女性の先生が派遣が容易になります。
親としても、女性の先生を夜に歩かせるのは心配ね。
交通費を浮かせられる
公共交通機関や車を使った場合は、交通費がかかります。しかし、送迎をすると交通費の支払いが不要に。
公共交通機関を乗り継ぐ場合、片道500円、往復で1,000円の交通費がかかるケースも珍しくありません。
この場合、送迎によって月4,000円近くの交通費を浮かせられます。
本来はJRとバスを乗り継いでいくところを、バスの区間だけ送迎し、交通費を約半分にするケースもあります。
送迎する余裕があり、交通費が高くなりそうなら、あえて送迎するのもありです。
先生とのコミュニケーションの時間が増える
平均的な都市部に住んでいる場合、送迎にかかる時間は、片道5分~10分程度のことが多いです。
その時間、先生と会話することで、仲を深められます。
お子さんの話も良いでしょうし、世間話をするだけでも距離が縮まります。
距離が縮まれば、色々なことを相談しやすくなるわね。
普段からコミュニケーションをとっておけば、勉強の悩みも話しやすくなります。
家庭教師の先生を送迎するデメリットやリスク
送迎にはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
手間がかかる
だいたい5~10分、かかっても20分程度の時間ですが、それでも送り迎えは面倒なことには違いありません。
「子どもの送迎が大変だから家庭教師を選んだのに、先生を送迎するなるなら意味がない」と思ってしまうね。
また、時間的・物理的に送り迎えができないケースもあるでしょう。そういう場合に送迎をお願いされても、どうしようもありません。
事故が不安
車で移動する以上、事故の危険は拭えません。万一事故に遭い、先生がけがをしたとなると大変なことに。
車の任意保険で、相手方への保証を無制限にしている人は多いです。
一方で、同乗者への補償は手薄なこともあるでしょう。
事故をして、先生の将来に影響があるのを恐れて、かたくなに送迎を嫌がる親御さんもいます。
送迎せずに家庭教師を利用する方法
「送迎はやっぱり手間だし、やりたくない」という人に向けて、送迎せずに家庭教師を利用する方法を紹介します。
送迎ができない旨をはっきり伝える
当たり前の話ですが、送迎ができない・やりたくない場合は、その旨を明確に伝えましょう。
会社から送迎を交渉されることもありますが、「送迎なしの条件で先生を探してください」とはっきり言えば対応してくれます。
ただし、住まいの地域によっては、「送迎がないと派遣できない」「女性の先生の紹介が難しい」と言われる可能性も。
その場合は、他の家庭教師会社に当たるしかないでしょう。
公共交通機関でのルートを詳しく伝える
JRや地下鉄だと、最寄り駅やダイヤは誰でも簡単に調べられます。
一方、バスの路線は複雑で、近くに住んでいない先生や会社スタッフだと、正確に把握できないことも。
最寄りのバス停や、その路線名などを教えてあげた方が確実です。
時刻表のコピーや写真を送ってもいいかもね。
最寄りのバス停や路線などの情報がはっきりわかると、会社や先生が乗り換えルートを検討しやすくなります。
プロ教師(社会人教師)を希望する
先生が車持ちならば、送迎の必要はなく、交通費も安くなることが少なくありません。
ただし、学生の先生は普通、車を持っていません。そのため、プロや社会人教師を希望する方法も。
社会人だと車の所有率が圧倒的に上がり、送迎の可能性が減ります。
しかし、社会人やプロコースは授業料が高くなるので注意しましょう。
プロ教師は経験豊富でノウハウがあり、学生よりも成績が上がりやすいという点でもオススメです。
オンライン家庭教師を利用する
最も根本的な解決方法として、オンライン家庭教師を利用する方法もあります。
オンラインを利用すれば、家に来ないので、送迎はおろか交通費も発生しません。
私が勤めていた当時は、オンライン家庭教師はそこまで一般的ではありませんでした。
しかし、最近では通信環境の整備と社会情勢の変化によって、テレビ会議やオンライン授業が一般的になりました。
オンラインだと、場所の影響がないので、先生の希望も叶いやすそうね!
オンラインのデメリットは、授業スタイルでカバーできる
テレビ会議の授業は、対面に比べて見づらいというデメリットが。
それを軽減するためには、ホワイトボード画面を共有したり、手元カメラを使う授業スタイルの会社を選びましょう。
- ホワイトボード共有型の「オンライン家庭教師Wam」や「インターネット家庭教師Netty」
- 手元カメラを使う「オンライン家庭教師マナリンク」や「オンライン家庭教師のメガスタ」
などの会社が有名です。
オンラインのメリットとデメリットを知ったうえで検討すると、後悔のない家庭教師選びができます。
オンラインのデメリットが気になる家庭にオススメの会社
オンライン家庭教師のうち、機材を利用して授業の環境を改善している会社も少なくありません。
そのような会社を利用すれば、比較的快適に授業が受けられます。代表的な2社を紹介します。
iPadを使って画面共有ができる「オンライン家庭教師Wam」
「オンライン家庭教師Wam」なら、ホワイトボード画面を共有して、お互いに画面に書き込める授業が可能です。
この方法だと、実際に授業を受けるのと近い感覚で勉強が可能です。
iPadを持っていれば、追加で購入する機材は、専用ペンとヘッドホンくらいですみます。
専用ペンは、7,000円~15,000円程度で購入可能です。
iPad自体は数万円以上するので、決して安価ではありません。
新しく購入するのをためらうなら、1万円程度のペンタブセットで、同じような授業が可能な会社もあります。
の2社がおすすめです。
また、Wamでは、1ヶ月の返金保証や、初月授業料無料など、色々なキャンペーンが充実しています。
キャンペーンの充実度合いは、オンライン他社よりも頭一つ抜けています。
おトクに利用したい人にもおすすめですね!
1ヶ月返金保証キャンペーン中!
お子さんのノートが見える「オンライン家庭教師マナリンク」
「オンライン家庭教師のマナリンク」では、多くの先生が書画カメラを利用しています。
ノートの上にカメラをセットすることで、書いている様子をはっきりと映すことができます。
他の方法に比べて、お子さんが問題を解く様子がはっきりわかります。そのぶん先生も適切にアドバイスが可能。
大体1万円前後で購入できます。
また、マナリンクでは、入会前に実際の先生で体験することができます。
入会前に実際の先生を試せる会社はほとんどありません。マナリンクはその点かなり貴重。
事前に実際の先生を見極めることができるので、先生との相性が心配な親でも安心です。
プロ教師が事前に試せる!
オンライン家庭教師という選択肢もアリ
家庭教師は送迎が必要ないのがメリットの一つです。
しかし、住まいや希望教師によっては、送迎を打診されるケースも。
送迎にもメリットはありますが、面倒な場合は、プロを希望するか、家庭教師を選ぶという方法があります。
オンラインなら、場所の制限がないので、先生の希望も叶いやすいです。
とはいえ、経験がないからちょっと不安だね
オンライン授業が不安な場合は、実際に無料体験を受けてみると、雰囲気が分かるためおすすめです。
>>オンライン家庭教師の無料体験の流れ・チェックするポイント
記事内で紹介したサービス・会社
- ホワイトボード画面が分かりやすいオンライン家庭教師Wam
- 手元カメラで問題を解く様子が分かるオンライン家庭教師マナリンク