「他の家庭教師会社に乗り換えようかな」と考えていませんか?
実際に、家庭教師会社を乗り換える親御さんは多いです。
しかし、
- 乗り換えても上手くいかなかったらどうしよう
- そもそも乗り換えるのが面倒くさい
と思いますよね。
乗り換えずに上手くいく方法があれば、その必要もないし、乗り換えるにしても、スムーズに済ませたいところです。
そこでこの記事では、家庭教師会社を乗り換えようか悩んでいる親御さんに向けて、以下のポイントをまとめました。
- 家庭教師会社を乗り換える前にやるべきこと
- 乗り換えるときの注意点や、次の会社を選ぶときのコツ
家庭教師会社を解約するときのポイントもまとめています。

オンライン家庭教師の達人(達人)
この記事を書いた人
10年に渡る家庭教師派遣会社の勤務で、以下の仕事を担当。
- 100名以上のプロ家庭教師指導
- 1000件以上の家庭教師契約
- オンライン家庭教師部門の立ち上げ
オンライン家庭教師に関する内容を中心に、勉強に悩むご家庭へ、お役立ち情報を発信します。
詳しいプロフィールはこちら
解約時の不利な条件をなんとかしたいときのコツや、乗り換える時の注意点など、内情を知り尽くしたからこその情報も交えて説明します。
この記事を読めば、後悔のない家庭教師の乗り換えができるようになります。
目次
家庭教師の乗り換えを考えてしまう3つの不満

家庭教師の乗り換えや解約を考えるのは、担当の先生と上手くいかないときでしょう。
その理由を大雑把にまとめると、結局以下の3つになると思います。
成績が上がらない
当たり前の話ですが、家庭教師をつける目的は「成績アップ」ですよね。
いくら教えてもらっても、それが実現しないなら、「今のまま続けていいのか・・」と悩んでもおかしくありません。
人当たりがいい先生でも、肝心の成績が上がらないと困りますよね。
マナーが悪い
- 無断遅刻・授業キャンセルが多い
- 挨拶や会話ができない
- 子どもが問題を解いている最中にスマホをいじる
これらは、実際にクレームとして挙がる例です。残念ながら、基本的なマナーができていない先生もいます。
マナーが悪い人は、授業もテキトーなことも多く、早めに止めるべきです。
相性が悪い
- 明るくてバンバン話す先生と、大人しくて会話が苦手な生徒
- 雑談ありで、にぎやかに授業をしたい生徒と、真面目で大人しい先生
など、お子さんと先生の相性が合わないケースもあります。
家庭教師は1対1のコミュニケーションなので、性格の相性は重要です。
相性が良ければお子さんもやる気が出て、勉強に前向きになるもの。
その一方、相性が悪いと授業の時間が苦痛で、勉強も嫌いになる危険があります。
ここで紹介した3点以外にも、家庭教師の先生の良し悪しを見分けるポイントは多くあります。
担当の先生が良い先生か気になる場合は、以下の記事を参考にしてください。
家庭教師会社を乗り換える前にやっておきたいこと

家庭教師会社を乗り換えようと思っても、手続きの面倒さが嫌だったり、「同じことになったらどうしよう」という不安もあるでしょう。
実は、会社を乗り換えずに不満を解消できることもあります。
そこで、本当に辞める前に、以下を試すのをおすすめします。
先生を交代してみる
家庭教師で成果が出るかどうかは、先生の力量や、お子さんとの相性によるところが非常に大きいです。
家庭教師は塾とは違い、教え方は先生個人に任されており、先生ごとに教え方はかなり違います。
そのため、同じ会社のままでも、先生の交代でガラッと変わることも珍しくありません。
会社が同じなら交代しても変わらない・・というわけではなさそうね。
なので、解約や乗り換える前に、先生の交代を試してみるのをおすすめします。
サポート本部に相談してみる
成績や先生に関する悩みを、一度サポート本部に相談してみましょう。
対応がしっかりしている会社は、本部スタッフが面談の機会をとり、具体的な対策を提案してくれます。
その一方、対応がテキトーな会社もあります。その場合は解約に動いたほうがいいでしょう。
入会前はどの会社も一生懸命ですが、その後の対応の丁寧さは、会社によって差が出ます。
成績が上がらないことを相談すれば、会社がどれだけ頼りになるか明確に分かれます。
こんな場合は家庭教師会社を乗り換えるべき

交代をしても状況が変わらなかったり、まともに相談に乗ってくれない場合は、やはり解約や乗り換えを考えた方がいいでしょう。
また、以下の場合も、今の会社を辞めるよう動き出すべきです。
代わりの先生を紹介してもらえない
交代を要望しても、色々な理由をつけて、なかなか代わりの先生を紹介してくれない場合も解約を考えたほうがいいでしょう。
先生の選抜に時間がかかっている場合は、先生の手配に難航しています。
この場合、派遣できる先生を見つけるのに精一杯になっている可能性が高め。
そうなると、良い先生を紹介してくれる希望がかなり薄く、早めに辞めるべきです。
納得感の薄いコマ数増の提案をしてくる
成績が上がらない場合、解決策の一つとして授業コマ数の増加があります。
そのため、コマ数増加の提案をされることもあるでしょう。
このとき、納得感のある提案をしてくれるかが重要。
回数を増やせば、成績アップの確率が上がるのは事実ですが、授業の中身が悪いままだとお金だけ失うことになります。
回数を増やすだけで、授業や宿題の改善を提案をしない会社は、あまり信用しないほうがいいです。
家庭教師会社を解約するときの注意点

実際に乗り換える場合、まずは今の会社を解約することになります。その際には、以下のポイントに気を付けましょう。
解約の意思表示は電話もしくは書面で
解約する場合は、会社に電話して退会希望を伝えるのが一般的です。
会社によっては、解約届の書面を出すよう求められることも。
この場合は、会社から指定された書式で作るか、こちらで作成したものを送ることになるでしょう。
こちらで作成する場合は、特別な書式は必要なく、インターネットで拾えるテンプレートを活用すれば十分です。
違約金規定に注意
一部の会社では、退会時に違約金の規定を設けていることがあります。
- 1年以内の解約
- 特定期間以外で解約
などの条件で辞める場合に、お金を払わないといけません。
辞めるのにお金がかかるなんてショック・・
違約金はふつう契約書に載っています。書類を見直すか、会社に問い合わせましょう。
違約金には上限がある
違約金そのものは違法ではありませんが、消費者契約法によってその上限が定められています。
家庭教師契約の場合は、以下の条件が規定されています。
- 契約後で初回授業が始まるまで 2万円(クーリングオフ適用期間は除く)
- 授業開始後 5万円もしくは1ヶ月の授業料のいずれか低い額
これを超える違約金を求められた場合は、消費者センターに相談しましょう。
高額教材の契約を解除できることも
一部の会社では、家庭教師の指導契約に加えて、高額教材の契約が必要なこともあります。
このケースの解約で問題になるのが、家庭教師の契約を解除しても、高額教材の契約は解除できないことです。
家庭教師を解約した後も、教材の支払いが続くってことですね。
このケースでは、さすがに手を付けてしまった教材については難しいものの、
- 未開封で返品可能な状態である(一部の冊子だけでも可)
- 「家庭教師のサービスを受けるために必ず必要」と言われ購入した
という条件であれば、教材も家庭教師契約に付随した契約とみなされ、キャンセルが可能と判断されることもあります。
諦めずに消費者センターに相談してみましょう。
あえてゴネる方法もあり
違約金の支払いに納得できない場合は、あえてゴネてみる方法もあります。
特に、家庭教師を辞める理由が「成績があがらない」「先生の対応が悪い」など、相手が原因だと思う場合はなおさらです。
会社に不満があって辞めるのに、違約金を払うなんて納得できないわね。
そんなときは、一度交渉するのもアリです。
例えば、「成績不振が原因で辞めるのに、違約金を支払うんですか?」と、こちらの考えを主張してみましょう。
良心的な会社なら、「そういうことなら・・」と譲ってくれるケースもあります。
徹底的に交渉したいなら、「教師を派遣できない状況を作る」方法もあります。
性別・経験・性格・スケジュール面で、「○○な先生を紹介してくれるなら、継続してもよい」と思う条件を会社に希望しましょう。
多くの場合、教師の条件を絞られると派遣が難しくなり、解約の原因は、会社側が教師を派遣できないことになります。
専門的な話ですが、家庭教師会社と家庭の契約は「教師を派遣すること」です。
そのため、教師を派遣できないのは、会社側の契約不履行にあたります。
会社側の契約不履行の場合は、違約金はふつう免除されます。
こうなった際に、「会社の契約不履行が原因なのに、解約金が発生するのですか?」と問い合わせましょう。
実際、私が勤めていたころは、会社の契約不履行での解約の場合、無条件で違約金は免除していました。
会社の乗り換えを成功させる3つの秘訣

別の会社に乗り換えるときには、もちろん同じ失敗を繰り返したくないところです。
そうならないためには、次のポイントを実践しましょう。
体験やカウンセリングで要望をきちんと伝える
元の家庭教師で、成績があがらなかった原因が必ずどこかにあります。
同じことの繰り返しは避けなければいけません。
そのためには、成績不振の原因と思われることや、失敗を踏まえた今後の希望をはっきり伝えましょう。
こちらの希望をしっかり聞いて、それに合わせた授業法や先生を紹介してくれる会社であれば、成績アップの期待が持てます。
逆に、そんな様子がない会社は、同じ結果になる危険があるため、避けたほうがいいでしょう。
違約金無し&即月退会可能な会社を選ぶ
入会時は気にならなかったかもしれませんが、実際に解約するとなると、違約金などがネックになります。
違約金以外にも、解約に時間がかかる(翌月末など)会社もあるみたい。
解約条件は会社によってそれぞれ。違約金がなく、即月退会の会社もちゃんとあります。
特に、非大手の会社や、オンラインの家庭教師だと、解約時の条件が良心的なところが多い印象です。
良心的な条件の会社を選んだ方がよさそうね。
みなさん見落としがちですが、解約時のことも考えるのも大切なんです。
学生で成果が上がらないならプロを検討してみる
実際に教師を派遣し、色々な家庭を見てきた経験からすると、正直、学生よりもプロの方が成績アップの可能性が高いです。
プロ教師は、学生の先生に比べて、経験やノウハウ・スキルが豊富なため、
- 教え方やモチベーション向上が上手い
- 家庭学習プランを立てるのにも長けている
という特徴があります。
そのため、学生教師からプロに変えることで成果が上がった例は少なくありません。
料金が高くつきますが、本気ならプロ家庭教師がオススメです。
乗り換えたい親御さんにオススメの会社・サービス

家庭教師を乗り換えたいけど、具体的にどこの会社にすればいいのかと悩むかもしれません。
そこで、乗り換えを考えている親御さんにオススメの会社やサービスをまとめておきます。
対面の家庭教師は、地域おすすめの会社を当たるべき
対面の家庭教師の場合は、全国展開の会社から、地域限定のところまで色々あるため、一概におすすめの会社をピックアップするのが難しいです。
本当にたくさんの会社があるので、候補を探すのもひと苦労・・
そこで、資料請求サービス「家庭教師比較くらべ~る」を使ってみるのがおすすめです。

住まいの地域と利用目的(受験対策など)簡単な情報をいれるだけで、お住まいの地域でおすすめの会社の資料を取り寄せてくれます。
その会社に連絡をして、先生の希望を伝えたり、解約時の条件について聞きましょう。
解約条件が面倒ではなく、親身になってくれそうであれば、そのまま体験を受けてみるのもアリです。
電話で違約金について聞いた際、「詳しくは訪問して話します」と回答された場合は、ほぼ100%違約金アリだと考えましょう。
違約金がない場合は、それが一つのウリになるので、電話口でも明確に答えてくれます。
回答を濁される場合は、体験や訪問を受けること自体辞めておいた方がいいでしょう。
20,000円プレゼントCP実施中!
オンラインおすすめ① サポートが手厚い「e-Live」

オンライン家庭教師e-Liveは、サポートの手厚さを評価する声が非常に多く、他社よりもしっかりした対応が期待できます。
また、お子さん一人に3人体制のサポートや、オンライン自習室(有料)など、他にはないサービスもあるため、詳しい話を聞いてみる価値があるでしょう。
上手くいかなかった経緯を話し、今後の相談に乗ってもらいましょう。
さらに、解約に際して解約金はかからず、授業は後からやった分だけの後払いなので、授業をストップすることも自由です。
教材費もかからない!
オンラインおすすめ② プロで体験できる「マナリンク」

オンライン家庭教師マナリンクは、プロコースのみの会社で、事前に実際の先生で体験ができるメリットが魅力。
家庭教師の体験授業は、営業スタッフなどの社員が行いがちで、「体験の先生に比べて実際の先生はちょっと・・」というミスマッチが起こることがあります。
実際の教師で体験できるマナリンクでは、それを防げます。
乗り換えを検討する場合は、体験する先生にこれまでの経緯を伝え、今後の勉強のアドバイスや方針を聞きましょう。
先生の話が安心できそうなら、そのまま入会してよさそうね。
授業料以外すべて無料!
解約や乗り換えは慎重に・・・
家庭教師を解約したり、乗り換えたいときに後悔しない方法について紹介してきました。
実際に家庭教師会社を乗り換えて、うまくいったケースをたくさん見てきました。
しかし、会社を乗り換えても必ず上手くいくわけではなく、そもそも乗り換えなくても改善できるケースもあります。
辞めようか悩んでいる親御さんは、本記事の内容を参考に、慎重に行動してみるのがオススメ。
冷静に考え、やはり乗り換えた方がよいならば、以下のサービスを検討するのも良いでしょう。
記事内で紹介したサービス・会社
- 一括で資料請求してくれる家庭教師比較くらべ~る
- 手厚いサポートが評判のオンライン家庭教師e-Live
- プロ教師が無料体験できるオンライン家庭教師マナリンク