- 「定期テストで平均点以下になっちゃった!」
- 「定期テスト、30点くらいしか取れない・・」
- 「5科目の合計点、200点以下ってヤバい?」
中学生になると、定期テストで80点や90点は簡単にはとれません。半分以下や30点なんてことも。
点数が悪いとやる気がなくなり、ますます点数が下がる危険もあります。
また、平均点以下が当たり前になると、進学の選択肢もほとんどありません。
普通の選択肢を選ぶためには、せめて平均点くらいの成績は必要です。
早く普通の成績を取ってほしいわ・・
そこでこの記事では、以下の点についてまとめました。
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平均点以下の成績が当たり前になると、どんどん勉強が分からなくなるだけでなく、卒業後の選択肢が少なくなります。
点数が取れない原因や、効果的な勉強方法を知って、平均点を目指しましょう。
この記事を読めば、平均点以下の成績を脱出する具体的な方法が分かります。
目次
中学校の定期テストの平均は50~60点
小学生のテストは、満点を取ることを目的に作られています。しかし、中学生以上はそうではありません。
応用問題も含めて、学習の理解度を確かめるのが目的。平均点が50〜60点になることを念頭に作られます。
高校になると、平均が40〜30点になることもあるみたい。
中学校以上で平均点を狙うなら、半分〜6割の正解率が目標になります。
中学生には「赤点」はない
悪い点数のことを、よく「赤点」と言われますが、これはもともと高校で使われる言葉。
高校では、年間の定期テスト平均が30点以下の場合、進級できません。留年対象の点数(30点未満)が「赤点」と呼ばれます。
中学生では留年の仕組みはないため、「赤点」という概念もありません。
ただし、「非常に悪い成績」という意味で、30点以下の成績を「赤点」と呼ばれることが多いです。
平均点以下の成績が引き起こす危険な将来
定期テストで平均点以下の点数を取ってしまうと、以下の危険があります。
自信を無くし、やる気を失う
平均点以下を取るということは、「自分は学年全体で成績が悪い方である」ということです。
この事実がお子さんの自信を奪ってしまうのも無理はありません。その結果、勉強から逃げてしまう危険も。
「頑張っても失敗するのは辛いから、もう頑張りたくない」と考るかもしれませんね。
親から責められて、やる気をなくすこともあるみたいだね。
基礎基本が分からなくなる
平均点以下の点数になるのは、基本も理解できていない証拠。
勉強は、過去の内容をレベルアップすることが多く、今後の内容も理解できない危険があります。
数学と英語にこの傾向が強く、自力では全く理解できなくなることも。
行ける高校の選択肢が少なくなる
高校受験では、通知表の評価が大きく影響します。
定期テストで平均点以下だと、通知表の評価も当然悪いことに。
高校の選択肢は、地域によって変わりますが、大まかに言うと、
- 平均(オール3)を下回ると、選択肢が少なくなり、
- オール2程度だと、地域の最底辺の高校くらいしか選べない
傾向にあります。
特に、5教科合計200点(各教科40点程度)だと、オール2になる可能性が。
この場合、地域最底辺の高校の可能性がかなり高まります。
定期テストの点数が平均以下になってしまう理由
定期テストで平均点がとれないのには、以下の理由が考えられます。
勉強のやる気がない
悪い点数が原因で自信をなくし、モチベーションが下がると、点数はとれません。
また、もともと勉強が嫌いだったり、ゲームや部活ばかりに意識がいっている場合も、平均以上を取るのは難しいでしょう。
勉強に取り組む時間が少ない
やる気があっても、部活や習い事で忙しく、勉強時間が少ない場合も、点数が取れません。
必要な勉強時間は、お子さんによっても変わりますが、以下の時間は確保したいところです。
- 平日は30分〜1時間
- 休日は1時間から2時間
- テスト前期間(2週間前)は、3~4時間
特に、テストまでに、テスト範囲の勉強がやり切れていない場合は、勉強時間が足りていません。
各教科、基本レベルの問題を解くくらいの勉強時間の確保が必要です。
勉強のやり方が悪い
勉強しているのに点数が悪いなら、勉強方法が悪い可能性があります。
代表的なケースは以下の2つ。
- ノートまとめの勉強で満足して、問題を解いていない
- ワーク提出に間に合わせるために、とにかく空欄を埋めている
本番で正解するには、すらすら問題を解けるようになりましょう。そのためには、何回も問題を解くことが重要です。
うっかりミスが多いなら、問題を解く回数を増やしましょう。
基礎基本が理解できていない
前述のとおり、前の学年の内容が理解できてないと、自力での勉強に苦戦します。
この場合は、前の学年にさかのぼり、基礎内容から勉強し直す必要が。
家庭教師や学校の先生などに、1対1で教われば、効率よく勉強できますよ。
塾が合っていない
集団塾に通っているのに成績が上がらないことがあります。
これは、塾のレベルやペースについていけてないことが原因。
集団塾は、学校よりも高レベルの内容を扱うことが多く、そもそも学校についていけないお子さんには合いません。
集団塾は、もともと平均点以上のお子さんが、さらにレベルアップするのに最適ですよ。
平均点以下だと、子供のペースで教えてくれる家庭教師の方が合いそうね。
塾に通っても平均点が取れないお子さんは、自分のペースに合わせて教わらないと成績が伸びません。
定期テストで平均点以上を取るための秘訣
平均点以上を取るには、点数が取れない原因を解決しましょう。
平均点以上を取りたい理由をハッキリさせる
勉強へのやる気がない場合は、まずやる気アップが重要。
そのためには、平均点以上を取る理由を、お子さん自身にハッキリ認識してもらう必要があります。
親御さんがなんとなく「せめて平均点は取ってほしい」と言うだけは、お子さんは頑張れません。
そのために一番いいのは、卒業後の進路を意識させること。
一度、以下の点を話し合ってみましょう。
- あこがれる高校はあるか(部活や制服が理由でもいい)
- 将来やりたい仕事はあるか、そのためにはどの高校に進むべきか
- そもそも高校に進学したいか、それとも中卒で働きたいか
このような話によって、「高校に進学しないといけない」「こういう高校に行きたい」というイメージが湧き、勉強へのモチベーションが上がります。
「将来は自分でお金を稼いで、自立しなければならない」ということも合わせて伝えましょう。
小さな成功体験を積み重ねる
お子さんのやる気を取り戻すには、「小さな成功体験を積み重ねること」も効果的。
易しい問題から解きなおし、正解すれば、達成感や自信がつくでしょう。
それによって精神的なエネルギーが湧き、自ら勉強を頑張るようになります。
問題を解く回数を増やす
うっかりミスが多い場合は、問題を解く回数を増やしましょう。
テスト範囲の問題を、一通り2回は解くつもりで計画を立てることが大切です。
できれば、間違えがちな問題は3回解くまで勉強を進めたいところです。
勉強にかける時間は、増やしたほうがよさそうだね。
勉強時間を増やす
平均点が取れないのは、勉強時間が足りないことが圧倒的に多いです。
問題を何回も繰り返す勉強時間を確保できるように、生活スケジュールを立てる必要があります。
必要な勉強時間はお子さんによって変わりますが、以下が一つの目安になります。
- 平日 30分〜1時間
- 休日 1時間〜2時間
- テスト前期間 部活に充てていた時間(3~4時間)
また、習い事で勉強時間が削られているなら、一時的にセーブすべきかを話し合う必要があるかもしれません。
普段の勉強時間を増やすことも大切です。日ごろの勉強を頑張れば、テスト前の負担を減らせます。
重要な部分に絞る
平均点を狙う場合は、応用問題に手を出す必要はありません。基本問題を確実に正解できるようにしましょう。
下手に応用問題に取り組んでもやる気が下がるだけです。また、テスト範囲の網羅にも時間がかかるもの。
基本・普通レベルの問題だけを2回、3回繰り返し、確実に正解できるようになりましょう。
テスト範囲を熟読しよう
定期テスト対策を効率的にするには、テスト範囲表を詳しく見ることが重要。
範囲表に、以下の情報がないか探しましょう。
- 「〇〇の単元から□点分出題します」
- 「教科書・学校ワークから出題します」
- 英単語・漢字・地名・文章など丸暗記で解ける出題範囲
これらの内容を優先すれば、効率のよいテスト勉強ができます。
分からないところを解決する体制を作る
勉強が苦手なお子さんは、自力で勉強すると分からないところが出てきます。
このとき、お子さんのペースで教えてもらう環境があると、スムーズに勉強が進むもの。
親や学校の先生では難しいなら、マンツーマンで教われる家庭教師を頼るのが間違いありません。
集団塾だと、学校よりも早めのペースなので、平均点以下だとついていけないみたいね。
平均点以下が取れなくなると取り返しがつかないことに・・
平均点以下の点数が当たり前になると、やる気がなくなるだけでなく、高校進学も怪しくなります。
通知表に「2」が多くなると、特にその危険が高まりますね・・
お子さんにはその危険性を知ってもらい、勉強への姿勢を変えてもらうことが重要。
勉強が苦手だと、自力では難しいため、学習対策を始めた方が望ましいです。
平均点以下の子どもなら、集団塾より家庭教師の方が合うようね。