- オンライン家庭教師をするには何が必要なの?
- オンライン授業の機材を買うのにいくらかかる?
最近はオンライン家庭教師が流行りつつあり、興味を持つ家庭も多いです。
しかし、オンライン授業の経験がないと、どのように始めればいいか不安に思うもの。
特に、どんな機材を使えばいいか分からないことが多いようです。
そこでこの記事では、以下の点についてまとめました。
オンライン家庭教師の達人(達人)
この記事を書いた人
10年に渡る家庭教師派遣会社の勤務で、以下の仕事を担当。
- 100名以上のプロ家庭教師指導
- 1000件以上の家庭教師契約
- オンライン家庭教師部門の立ち上げ
オンライン家庭教師に関する内容を中心に、勉強に悩むご家庭へ、お役立ち情報を発信します。
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オンライン家庭教師には、色々な機材が必要ですが、会社によって必要なものが微妙に変わるもの。
それによって費用にも違いがでてきます。
この記事を読めば、オンライン家庭教師に必要な機材や、かかる費用が、詳しく分かります。
まず知っておくべき3パターンの授業方法
まず知っておきたいのが、授業の進め方。オンライン授業の進め方は、どこの会社でも同じではありません。
大きく分けて、以下の3つのパターンがあります。
- シンプルにテレビ会議でつなぐだけの方法
- テレビ会議でつなぎ、生徒の手元を専用カメラで映す方法
- テレビ会議でつなぎ、ホワイトボード画面を共有する方法
それぞれの方法によって、必要な機材が変わります。
達人のワンポイントアドバイス
「オンライン家庭教師なんてどこも同じ」と思われるかもしれませんが、意外とそうではありません。
授業の進め方や、サポートの手厚さ、料金体系などは各社さまざま。
事前にある程度情報を仕入れておくと、あとから戸惑うこともありませんよ。
シンプルにテレビ会議でつなぐ方法
これは最もシンプルな方法。
テレビ会議アプリ「Zoom」や、Skypeのテレビ通話機能などで接続し、授業を行います。
この方法は、「家庭教師ガンバ」の授業風景の動画が分かりやすいでしょう。
先生による説明は、口頭で説明したりホワイトボードを画面越しに見せます。
生徒の理解度は、口頭での確認や、解いたノートを画面越しに見せてもらうなどで把握することになります。
テレビ会議でつなぎつつ、生徒のノートを手元カメラで映す方法
テレビ会議につなぐだけだと、お子さんが問題を解く様子がわかりにくいという問題が。
そこで、お子さんの手元を映す専用カメラを使い、問題を解く様子を見せる方法もあります。
書画カメラとか、手元カメラなどと言うみたいだね。
この授業の様子は、「オンライン家庭教師メガスタ公式チャンネル」内の動画で分かります。
テレビ会議でつなぎつつ、ホワイトボード画面を共有する方法
さらに発展させたものだと、
- 通信画面上にホワイトボード画面を立ち上げ、
- 先生と生徒が互いに書き込めるようにする
方法も。
この方法だと、先生が教える様子、お子さんが解く様子がともにはっきりわかります。
対面と近い感覚で授業ができますよ。
「オンライン家庭教師Wam」のCM動画内で、授業の様子が分かります。
このように、授業のやり方によって、必要な機材や分かりやすさが変わります。
機材の準備にお金がかかるタイプの方が、分かりやすい環境になる傾向が。
それぞれ一長一短なので、メリットやデメリットを理解しておきましょう。
オンライン家庭教師に必要な機材とその相場は?
では、具体的にオンライン家庭教師をするに必要な機材を紹介します。
- 必ず必要になるもの
- 無くてもよいが、あった方が望ましいもの
- 家庭教師の授業方法によっては必要になるもの
の3種類に分けて説明します。
必ず必要になるもの
当たりまえの話ではありますが、
- パソコン
- インターネット回線
の2つは、どんなオンライン家庭教師でも必ず必要です。
パソコン
会社によっては、タブレッドやスマホでもOKですが、画面の大きさや操作のしやすさでは、パソコンが一番無難です。
最近のPCであれば、スペックにこだわる必要もなし。Youtubeなどの動画が普通に見られれば問題ありません。
5万円以下で購入できるモノで十分ですよ。
インターネット回線
また、パソコンそのものだけでなく、インターネット回線の契約も必要。
パソコンは高スペックである必要はないですが、ネット回線はある程度以上の速さが必要です。
通信が上手くいかない理由の大半が、ネット回線の遅さみたいね。
「オンライン家庭教師マナリンク」では、推奨される回線スピードを、アップロード・ダウンロードともに2Mbpsと説明しています。
通信速度が不安なら、回線の早さをテストしてみましょう。
あった方が望ましい機材
以下の2つの機材は、無くても授業はできますが、あった方が望ましいです。
- ヘッドセット
- webカメラ
ヘッドセット
ヘッドセットは、お子さんと先生の音声をやり取りするのに使います。
これは、ヘッドホンとマイクを組み合わせた機材。コールセンターなどで使うようなものです。
安ければ1,000円台で購入可能で、そこまで高くはありませんよ。
なお、パソコンの内蔵スピーカーやマイクでも通話はできます。必ずしもヘッドセットを用意する必要はありません。
ただし、ヘッドホンがないと、先生の声が周りに聞こえたり、家庭の周りの音が先生側に聞こえてしまいます。
他の人もいる部屋で授業する場合は必須となるでしょう。
webカメラ
これは、お子さんの顔を映すのに利用する機材。パソコンに取り付けて使います。
高いものだと1万円を超えますが、顔を映すだけなので、3,000円程度のもので十分。
パソコンの内蔵カメラでも問題はなく、個人的にそこまで必要性を感じません。
内蔵カメラだと、視野が広すぎて、表情が見えにくかったり、背景が広く映りすぎることも。
それが気になる場合は、webカメラを導入したほうが良さそうね。
授業方法によっては必要になるもの
授業方法によっては、以下の機材が必要になることもあります。
- 手元カメラ(書画カメラ)
- タブレッド用ペン(またはペンタブセッド)
これらはマイナーな機材であり、少し値が張りがち。
手元カメラ(書画カメラ)
手元カメラとは、アームがついており、真下の範囲を撮影できるカメラです。
このカメラを使うことで、お子さんが問題を解く様子がリアルタイムで分かります。
お子さんがつまづいている場所がすぐにわかることが大きなメリット。
便利な機材ではありますが、安くても8,000円代のため、他の機材よりも少し高価です。
レンタル可能な会社もあったり、4,000円程度のアームにスマホを取り付ける方法もありますよ。
安くすませたいなら、レンタルやスマホ用アームOKか聞いてみてもよさそうだね。
タブレッド用ペンまたはペンタブレッド
ホワイトボード画面を使う授業では、
- タブレッドに書き込む用のペン(スタイラスペン)
- ペンタブセット
のどちらかが必要になります。
どちらのタイプが必要かは、会社によって違います。事前に説明を受けてから用意しましょう。
スタイラスペンは3,000円~、ペンタブセットは6,000円~で買えます。
必要な機材と相場かんたん早見表
オンライン家庭教師に必要な機材などを紹介しましたが、簡単な一覧表を載せておきます。
必須 | パソコン(タブレッド) | 新しいなら50,000円以下でOK |
必須 | ネット回線 | 2,000円~/月 |
推奨 | ヘッドセット | 1,000円~ |
推奨 | webカメラ | 2,000円~ |
授業によっては必要 | 手元カメラ(書画カメラ) | 8,000円~ |
授業によっては必要 | タブレッド用ペン(ペンタブレット) | 6,000円~(3,000円~) |
最安と思われる価格を載せましたが、ピンキリなので、目安程度に考えてください。
オンライン家庭教師は、環境を整えるために、最初に出費が必要になりがち。
ですが、希望する先生を探しやすいことや、授業料は抑えやすいなど、他のメリットもあります。
オンラインだと交通費がかからない
対面の家庭教師では、機材費が不要ですが、交通費がかかります。
だいたい月1,000円~4,000円くらいで、平均して2,000円程度。
交通費は退会するまで毎月かかりますが、機材は一度買えば終わりなので、長く続けるならオンラインの方がオトクだと言えます。
機材がネックな人にもオススメの会社3選
オンライン授業には必要な機材ですが、やはり出費は抑えたいもの。そんな家庭にオススメの会社をご紹介します。
最低限の機材で始められる「ガンバ」
「家庭教師のガンバ」は、テレビ会議への接続だけで授業が可能。
機材の購入や操作がネックな家庭でも気軽に利用できます。
使用するテレビ会議アプリは「Zoom」なので、操作に慣れている親御さんも多いかもしれません。
凝った機材や専用のシステムを使わないので、安心して始められるでしょう。
ガンバには、授業日以外にも質問ができたり、追加授業が格安という魅力もありますよ。
先生は学生で、子どものやる気アップに力を入れてるみたいね。
気軽にオンライン授業ができる!
手元カメラとパソコンがレンタル可能な「メガスタ」
「オンライン家庭教師のメガスタ」は、手元カメラを使いますが、レンタル(税込月1,078円)可能。
長い目で見ると購入する方がお得ですが、最初は様子を見たい人にオススメです。
ちなみに、パソコンもレンタル可能です(税込月3,278円)。
メガスタでは、初月1ヶ月後にオンラインが合わないと感じた場合、入会金・授業料を返金してもらえるキャンペーンが利用可能。
オンラインに興味があるけど、不安もある人にはちょうどいいでしょう。
合わなかったら返金可能!
手厚いサポート&無料レンタルが嬉しいNetty
「インターネット家庭教師Netty」は、ペンタブを使い、ホワイトボード画面を共有する授業形式。
Nettyでは、ペンタブの購入が必要ですが、無料体験を受ければ入会金がゼロです。
入会金のある他社とくらべると、初期費用は変わらなそうだね。
また、webカメラとヘッドセットが無料でレンタルできるのも嬉しいところです。
Nettyは、パソコン設定の遠隔サポート可能な点も魅力。
親が対処できないトラブルがあっても、スタッフに遠隔操作してもらえます。
通信サポートが安心!
不安なら無料体験が一番
オンライン家庭教師に必要な機材などについて紹介してきました。
余計な出費は抑えたいですが、数千円の設備をケチって、お子さんに合わない授業をするのも良くありません。
一番いいのは、実際に体験してみること。
お子さんにどの形式が合うかは、体験すればわかります。
でも、体験したら入会しないと申し訳ない気がするわね・・
私も営業スタッフとして働いてましたが、体験だけで終わる家庭もたくさんいましたよ。
お子さんの成績が取り返しのつかないことになる前に、まずは体験してみるのがおすすめです。
記事内で紹介したサービス・会社
- つなぐだけの授業ができる家庭教師ガンバ(オンライン)
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